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- 高清水展望台からの雲海
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2017.09.30 Saturday
夏から秋にかけて、高清水展望台から雲海を見る事ができると聞き、早速鱒沢に住んでいる移住者+協力隊OGと共に行ってきました。午前4時〜7時に見えるとのことだったので、朝3時半に起床し、合流、高清水展望台へは5時半頃に到着しました。この日の雲海が見える確率は76パーセント。ここ数日、平地でも霧が多く神秘的な雰囲気が出ていました。ちなみにこちらのサイトから確率がわかります。雲海は夜寒く、次の日が晴れるであろう日に見られる確率が高いと言われています。
以下、時間の経過と共に空の状態が美しく変化していきます!
展望台には20名弱の方が雲海を見に来られていました。いつもお世話になっている須田さんは準備が良く、この絶景の中温かいコーヒーやホットサンド!を用意してくれました。感無量です。雲がなくなる前に退散しましたが、雲がひいて遠野の町が現れてくる風景もとても美しいとのことです。
- 砥森神社例大祭
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2017.09.25 Monday
9月23、24日は私が住む宮守町のお祭り、砥森神社例祭が行われ、2日目の下郷さんさに参加させて頂きました。門掛けをするので、3チームにわかれます。私のチームは才の神、沢田で、まず砥森神社の前で踊りました。他にも南部ばやしや御神輿も来ていて、天候も良好ななか、お祭りが始まりました!
その後特別養護老人ホームである、みやもり荘で全員で踊り、宮守駅に続く道をまっすぐ歩いて踊りました。このお祭りの醍醐味は、門掛けをする家で振る舞われるごちそう!お煮染めなど家々で味付けが違っていてとても美味しく、大人にはお酒、子供にはお菓子が用意されているので、胃袋も楽しいお祭りなのです。私も日本酒を飲んで踊りで回るので、お酒もまわりました笑。また門掛けをする家々も近所の方々なので、皆知り合い。実際に踊り手の実家に寄ることもあって、なんか良いなぁ、あったかいなぁ、と思いました。
夜は宮守駅前にて、太鼓、神輿、さんさが大集結して、最後の披露をします。さんさに関しては、”高速さんさ”と言われるハイスピードダンス。でも皆楽しそうで私もとても楽しかったです。こんな地域愛溢れるお祭りに参加させてもらってありがとうございました!
- 若葉の協力隊@遠野
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2017.09.24 Sunday
9月19〜23日は緑の協力隊の体験版である、若葉の協力隊が来ました。田嶋智徳さん、内田光平さん、鋤柄宗一郎さんの総勢3名の大学生が参加してくれました!若葉の協力隊は、農作業や農山村での生活を4泊5日で体験するプログラムです。
1日目:宮守駅到着後、自己紹介、オリエンテーション。水光園でお風呂に入ってどぶろくアイス試食後、達曽部地区センターにて夕食。献立は、午前中に宮守支所職員の方と一緒にひっつみを作っておいたのと、ジンギスカンバーベキューでした。私の大家さんも「おしょす〜(恥ずかしい)」ながらも参加して頂き、和やかなムードでした。
2日目:起床、ラジオ体操後、湧水地区においてわさび収穫体験。遠野テレビも来ていて若干皆緊張していましたが、福地千津子さんの優しいご指導のもと、一心不乱に(!)作業していました。午後は高橋蔵さん宅で蜂蜜の作業。その前に、猟師でもある蔵さんの鹿肉ローストや自家製ベーコン+わさび菜パスタなど豪華なランチをお腹一杯食べさせてもらいました。蜂蜜も沢山の種類を試食、実際に絞る作業を体験させてもらいました。夜は幸運にも鱒沢神楽の練習を見学することができました。参加者全員、初めての神楽鑑賞となりました。
3日目:宿泊先の佐々木憲康さんご指導のもと栗拾い体験。その後栗ごはんにすべく、皮を剥く作業。昨日収穫した、水につけたものの皮を剥きました。これがなかなか時間がかかる作業で大変でした。午後は菊地広樹さん宅にてトマト収穫体験。様々な種類のトマトや野菜についてご説明頂きました。夜は地域の皆さんに恵んで頂いた野菜を使って野菜炒めを食べながら、昨日のわさび体験の収録をテレビで鑑賞!
4日目:菊池茂勝さん宅にて、馬の飼育体験。まずは流鏑馬や馬力大会など馬についてのお話をじっくり聞かせて頂きました。その後、蹄鉄をつける作業を見学、流鏑馬の弓を打つ、また乗馬体験もさせて頂きました。唯一動物の作業体験だったということと、茂勝さんの人柄もあり、非常に印象深い体験となったようです。夜は今回お世話になった方々への報告会兼交流会でした。若葉の協力隊は、地域の方々と話ができるか不安そうでしたが、皆さん気さくに話しかけて頂き楽しかったです、と言っていました。
最終日:カッパ淵、土淵鹿踊り鑑賞、伝承園見学、遠野駅にてSL鑑賞をして解散!
今回のプログラムを遂行するために、経費も限られているということで、地域の方々、宮守総合支所の方々、沢山の方に食べ物を恵んで頂いたりと、とてもお世話になりました。若葉の協力隊にとっても、遠野の人の温かさや人柄が一番印象的だったようでした。今回受け入れ側を経験することで、色んなことを勉強することができました。皆さんどうもありがとうございました!
- 遠野まつり
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2017.09.18 Monday
9月16、17日は遠野まつりでした。
この祭りは遠野中の芸能団体が集結したイベントで、2日とも見応えがありました。1日目は遠野駅前の道路上での芸能披露がメインで、2日目は八幡宮での馬場巡りや流鏑馬大会がメインとなります。両日とも多くの団体が門掛け(家々や商店を廻って無病息災や商売繁盛を祈りながら芸を演じる)をします。
1日目、私は開会式後のかねあわせを担当し、その後湧水神楽のメンバーと神楽を踊りました。刀を使った踊りですが、足りなかったのでこの日は私は紙垂(しで)のようなものを持って踊りました。あまり練習時間がなくて心配でしたがなんとか踊りきれました!
その後、下郷さんさへ。門掛けをしていたので、なかなか合流できず、私はパレードの踊り部分のみ、参加させてもらいました。夜は色んな団体の御神輿や鹿踊りを鑑賞して、「遠野ってこんなに伝統芸能を踊っている人口が多いんだなぁ〜」と感銘を受けました。
2日目は終日下郷さんさで、八幡神社での馬場巡りの後、門掛けを行いました。流鏑馬で馬が駆けた場所を、芸能団体が踊っていきます。門掛けをしている時に他の団体とすれ違うこともあり、この2日間は遠野の町が昔にタイムスリップ?したように感じるような不思議な2日間でした。
- 達曽部祭り
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2017.09.10 Sunday
地元の達曽部祭りの神事が八幡神社、護國神社にて行われ、私はてびらがねを用いたかねあわせを、行山流湧水の皆さん(太鼓と笛)と演奏させて頂きました!貴重な神事に関わらせて頂く事ができたため、普段は入る事ができない拝殿に入ることができました。こちらの八幡神社、とても由緒ある神社で設立は宮司さんに確認したところ、はっきりはわからず、大同年間(806−810)とも言われているそうです。そうだとすると約千年前からあるということになります(!!)
内装はとても立派で、天井には一面に絵が。全て水を象徴しています。というのもこの時代、(今もですが)火事になることが一番恐いことであったため、このような絵を描く事で火事にならないように願っていたとのことです。
お供えするもの、またお供えする位置も大体決まっているそうです。中央の鏡は普段形のない神様が宿ることができるようにという意味があるそうです。
本殿から神様が御神輿に移動され、これから達曽部を練り歩きます。おみこしは神様の乗り物、という理解は私はあまりはっきり認識していなかったので、そういうことか!と合点が行きました。
こちらは移動式お賽銭箱。こちらを担いで運び、お参りに行けない方々もお賽銭されていました。
行山流湧水神楽のはじめさんとたつひこさん。太鼓をこんな風に叩く姿は初めて見たので新鮮でした。
私は権現様を持って行列を歩かさせて頂きました。権現様も神様なので、むやみに口を開けないようにと注意されました。すいません。
行列には御神輿、馬、各伝統芸能団体が参列し、所々で芸を披露。最後は八幡神社に戻り境内を3周し、神事をとりおこないました。神事は計4回あったので、私はかねあわせを4回したことになります。
他の団体は八幡神社に戻って解散でしたが、行山流湧水鹿踊りの皆さんは、その後家々を廻っての披露をしました。通常は鹿が8頭いるものなのですが、今回は3頭。皆さん夜まで本当に頑張っていらっしゃいました!
今回のお祭りに実際に参加させて頂く事で、一つ一つの物事に意味があり、先人の考えに想いを巡らせることができました。また実際に自分が演奏をすることで、とても神聖な気持ちになることができました。このような機会を下さった皆さんに感謝です。
- 中間研修@東京
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2017.09.09 Saturday
時が経つのは早いもので、遠野に来て約半年が経ちました。9月7日〜9日にかけて、第24期緑のふるさと協力隊中間研修が開催され、北は遠野、南は沖縄の東村まで、計17名が東京にて集合、共に濃い時間を過ごしました。
半年後の皆は少しふっくらしていたり、日焼けしていたりとっても逞しくなっていました。逞しくなったのは外見だけではなく、人見知りな子が自分に自信を持てるようになっていたり、自分らしさが出て来たりと変化の様子は様々。私も悩み性な性格は変わっていませんが、人に色んな事を言われても流せるようになってきたり、少しだけ辛抱強くなったかな、と思います。活動をしていく上で、緑のふるさと協力隊の意義とは?と疑問に感じることもあり悩んでいましたが、今回皆と意思疎通することで悩んでいるのは私だけではない!とわかり少し気が楽になりました。同期は生まれも育ちも様々ですが、皆色んな事に敏感で優しくて自分に正直な生き方を模索する子達です。そんな日本の一般世間では”変わり者”の協力隊の同士が大好きだし、皆に会えてょかった!と思います。
活動をしていく上で何か大きなことをしなければいけないのでは、そしてそれができていない自分に対して罪悪感を感じていましたが、そうではなく個人的体験を大切にすることが隊員の一つの仕事であると考えを改めることができました。協力隊の意義、なかなか理解されるのは難しいですが山形県朝日町の方曰く、この事業は「地域のくすぐり事業である」そうです。それを聞いて、なるほどな、と思いました。私が遠野で関わる方々をくすぐれているかは極めて謎ではありますが、残された日々出会える方々との縁を大切に活動を続けて行きたいと思いますので今後とも宜しくお願いします!