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- 暮らしを楽しむ@タイマグラ
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2017.11.29 Wednesday
遠野から車で一時間ほどの早池峰山のふもとに位置する、タイマグラと呼ばれている集落に住む、安倍智穂さんのお宅を「たいまぐらお散歩会」にて訪問させて頂きました。この日もいつもお世話になっている須田さん、大西さん、緑のふるさと協力隊OGのお姉様方にご同行させて頂きました。まずは猫ちゃんがお出迎え。
タイマグラと言えば、「タイマグラばあちゃん」という映画で知っている人もいるのではないでしょうか。智穂さんは20年以上前に来られた移住者で籠作りをされています。タイマグラには他にも5〜6軒家があるそうですが、現在は皆移住者だそうです。
様々な材木を用い、籠を作ってきた智穂さん。実際に色々な作品を見させて頂きましたが、例えばあの美味しい実がなるサルナシの木は、色が赤っぽくツヤツヤしていたり。
こちらは編んだ籠という感じではないですが、なんと桜の木の皮を用いた籠。スリッパ入れとして活用されてました。
こちらも木の皮で編まれた、カーテン留め。お家に入った途端感じたのは、ほぼ全ての物が自然素材で手作りだからくるであろう、安心感。籠作り以外にも、地元に長く住む方に生活の知恵を伝授してもらい、学んだことが多いそう。
ところ変わって桶職人である、奥畑正広さんが桶作りをされている現場見学へ。
こちらは桶に使用する材木を蒸して柔らかくしているところ。
奥畑さんは日本屈指(!)の箕(み)コレクターでもあるそう。この道具は脱穀した米のくずを取り払うために使われるそうです。こんなに沢山の箕を見たのは初めてでした。。まるで箕博物館です。
桶ですが、使用する木の厚さを圴一にするための道具が必要です。すごい数の削り器が壁一面に並べられていました。
この道具を使っての実演もしてもらいました。熟練の技が光ります。
桶について夢中でお話を聞いていたら時間がすぎて、お昼の時間に!この日は全て野菜を使ったお料理を準備して頂きました。全部とても美味しかったですが、カレー風味おからは自分も挑戦しよう!と思います。
午後はそれぞれ思い思いに過ごしました。猫と戯れたり、本を読んだり、また桶見学に行ったり。私は木を潤かして作る、秋田県の郷土玩具であるイタヤ細工の馬の作り方を教わりました。
最初は、こんな辺鄙なところによく住んでいるなぁと思いましたが、手作りの生活を愛して楽しんでいる感じがとても伝わってきて、こちらまでとても幸せで温かい気持ちになりました。「何をするかも大事だけどどこで住むかも大事」「春夏秋冬、全ての季節に恵みや良さがあり、好きです」との一言が印象的でした。私もこの冬は手仕事に挑戦するぞ!と思った一日でした。こういった暮らしに興味がある方は是非一度訪問されることをオススメします!また、毎年小岩井農場で開催される、CRAFT市も主催されているそうです。
- 第八回遠野市郷土芸能共演会
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2017.11.26 Sunday
11月26日はみやもりホールにて第八回遠野市郷土芸能共演会がありました。
飯豊神楽保存会 岩戸開舞・八幡舞は見入っていて写真を撮るのを忘れてしまいました!
計約4時間の芸能披露でしたが、どれも興味深く楽しめることができました。それも今私は自分の神楽デビューにて練習をしており、踊り手の視点から見る事ができたからかもしれません。(遠野に来てすぐ観た神楽より今の方が面白みを感じます!)特に三番叟は今練習中ですが、同じ踊りでも地域が違えば全然違う踊りになるという発見ができて面白かったです。
2018年1月28日、ふるさと村でのどべっこ祭り、水光園での遠野郷神楽共演会にて湧水神楽の三番叟を踊る予定ですのでご都合合えば是非見に来て下さい!
- 冬到来
- 活動紹介@達曽部サロン
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2017.11.23 Thursday
地元の高齢者が集う、月一回の達曽部サロンにて活動紹介をしました。30分も喋れるかな、と不安でしたが、終わってみたら45分も喋っていました焦。簡単な自己紹介と緑のふるさと協力隊の説明の後、大変だった農作業や伝統芸能やお祭り、増えた体重(!)について発表しました。
さんさを踊り、手で田植えをしている様子です笑。協力隊は一年で2回、ふるさと通信を作成するので、同期の通信も用意したところ、興味深く見て頂きました。
その後はゲームをして
地元のお母様方が作って下さった美味しいごはんを頂きます。
午後はお茶っこタイム。
いつも素敵な笑顔の皆さんです。
所変わって八幡神社の新嘗祭へ。かねあわせを仰せつかりました。新嘗祭は収穫の恵みに感謝をする儀式です。
直会(なおらい)へ。地元の神社のために多くの方が集合しての語り合いで、こうやって歴史ある神社は守られているんだな、と感じました。その後はいつもお世話になっている神楽メンバーと初めてのしらいしやデビュー、と、食べてばっかりの一日でしたが充実した日となりました。
- ブロック交流会@岩手県一関市川崎町
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2017.11.15 Wednesday
11月14・15日の二日間は緑のふるさと協力隊のブロック交流会&ふるさとフォーラムが岩手県一関市川崎町にて行われました。各地での取り組みの充実を目指す、意見交換会です。協力隊は今年は17名いますが、そのうち関東・東北地域(岩手県一関市川崎町、遠野市、山形県小国町、群馬県高山村、神流町、上野村)の6名+各地域の担当者、川崎町の方々、地球緑化センターが参加しました。
到着直後は川崎支所の目の前を流れる川を、NPO法人北上川サポート協会さんの指導の元、河川調査船「ゆはず」で下ります。年間決まった回数しか運行されないので、とても貴重な機会!天気が悪かったですが、透明度のある綺麗な川でした。
その後移動し、めだか米を栽培されている農事組合法人門崎ファームさんと共に餅つき、一関市で有名なつきたての美味しいお餅(あんこ、きなこ、くるみ、納豆、しょうがダレ)を頂きました。美味しかった〜。今年とれたての新米もお土産で頂きました!
宿泊先は一時間程離れた山の上の大東ふるさと分校のコテージ!バスの中でご当地方言当てクイズをしながらの移動。私は「わぁねぇ」を問題として出しましたが、遠野市の皆さん、使ってますよね!?
夜は関係者を招いての交流会。皆ご当地土産(酒やお菓子)を持ち込んでいるので、説明してから試食。遠野からはどぶろく、日本酒の國華の薫、明けがらす、菊池一徳さんのりんごジュースを持っていきましたが、大好評でした。
郷土料理のかにばっと(かにが入った、ひっつみのような汁物)なども頂き、美味しくて楽しい宴会に。小国町隊員の歌舞伎披露や高山村隊員の笛披露、川崎町隊員の神楽も見れて、半年で皆どっぷり地元人になっているな〜と頼もしく感じました。
最終日はふるさとフォーラムへ。参加者で地域のお悩みを出し合い、それについて解決法を出し合いました。私たちの班は①若者の集まる場所がない②若い独身者が多いという意見。解決先として、異業種交流会を開いたり、飲み会を隣り合う町で合同で行うことで知り合いを増やす、またテーマを決めた集まりを月一回する、などの意見が出ました。場所は違えど悩みは共通しているな、と感じました。
一関市川崎町は何故か住む人が生き生きとしていて、住民自ら地域を盛り上げようとしている雰囲気が伝わってきました。川崎町隊員のぱこちゃんは毎日一生懸命活動し、地域の人々に愛されるアイドルになっていました!私も残り少ない任期、遠野で一日一日を大切に過ごしたいなと思います。
- 冬の楽しみ:干し柿作り
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2017.11.12 Sunday
稲刈りも終わった今の時期は沢山の柿が実り、渋柿を使った、干し柿作りが至る所で行われています。柿以外にも野菜を軒下に下げて乾燥させている姿は季節を感じることができ、「なんかい〜な〜」と心が温かくなる風景が一面に広がります。こちらは伝承園。
大阪から来遠した友人も松崎町の太田儀一さん宅で渋柿をむく作業。ヘタを残し、そこにヒモをくくりつけてつりさげます。
山羊を除草用に飼われています。柿の皮もムシャムシャ。
むいてもらった柿(!)を自分の部屋の前に吊るしました。ヒモも儀一さんが作成(柿を吊るす部分を丸くする作業)してくれて、助かりました。網はカラス対策です!お正月頃には食べられるかもしれませんが3ヶ月くらい経ったぐらいが美味しいという方もいて、乾燥具合は自分の好み次第。様子をみようと思います。そのままの柿も沢山頂きました。干し柿にしない分は、ヘタの部分のみ焼酎をつけ、林檎を一ついれて、1週間〜10日ほど寝かせると不思議と熟すとのことで、今袋に入れて玄関で寝かせています。
鱒沢の佐々木憲康さん宅では、柿をとるところから。ただこの日は暴風で危険なためあまり柿がとれませんでした。奥の既に3週間ほど経った柿は柔らかめの干し柿でこれはこれで美味しい!手前がその日に吊るした分。憲康さん宅では夏にブルーベリー、秋に栗、冬に干し柿といつも沢山頂かれているそうで、羨ましい限り!食べ過ぎに注意ですね。
- 冬の準備
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2017.11.12 Sunday
今の季節、軒下では様々な物が干されています。こちらは大根。漬け物に使用する大根は、まず乾燥されるそうです。昔は結構乾燥させてからたくあんにしたそうですが、好みの乾き具合になったら各家々で漬け物にします。早速ご近所のかずこさんからぬか漬けを頂きました。手作りたくあん、美味しい!ちなみに大根葉を干すとさらに栄養価が高まる(大根以上!)そうで、私は今自宅で葉っぱを干しています。
おとなりのやえさんがぬかをふるいにかけています。自分の家で作ったお米のぬかを使った漬け物なんて素敵ですね。
小友町の勘六縁さんではポップコーン用のとうもろこしを干す作業をお手伝いしました。オレンジ色がとても綺麗。
トマト農家の菊池広樹さん宅では豆を干していました。これは大豆だったかな。。
こちらは食べ物ではありませんが、伝承園で売られている馬っこです。地元のおばあさま達の手作り。遠野は馬と共存する生活を送っていたことで有名です。この馬っこを持っていると、「物事が上手(馬)くいく」そうなので、最近結婚した姉と両親、友人に送りました。
- 林檎の収穫
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2017.11.09 Thursday
夏に摘花作業をさせて頂いた、松崎町の林檎農家、菊池一徳さん宅で収穫のお手伝いをしました。収穫作業は9月〜11月半ばまで行われますが、時期によって収穫できる林檎の種類が変わってきます。計30種類を栽培されていますが、私は9月に行く事ができなかったので、何種類か味見することができませんでした。。しかし、それでも沢山の林檎の食べ比べをさせて頂きました!
コツが必要な収穫作業。上の方ははしごを使用!
林檎は太陽が当たらない部分は赤くならないので、枝などで色付きが悪い箇所を太陽が当たるように少しずらす作業を収穫前の林檎に行います。これを着色作業といいます。
来遠した友人にも優しくご指導頂きました!
小ちゃい林檎のアルプス乙女★
お決まりのこびりの様子。ご近所さんもお手伝いに来られています。
試食用に名前を書いて頂きました!
蜜がすごい!こちらは青林(せいりん)という種類。
食べ比べした林檎:紅いわて、黄香(おうか)、歓喜、トキ、紅玉、秋映(あきばえ)、清明(せいめい)、アルプス乙女、青林、大夢、もりのかがやき、千秋、名月の13種類!林檎は収穫量は青森県が一番、収穫時期が一番早いのが長野県、味が一番美味しいのが岩手県(!)とも言われているそうです。是非一度岩手の林檎を食べてみて下さい☆